舞台探訪総研 聖地巡礼ブログ

アニメ・マンガ等で登場する背景のモデルとなった舞台を紹介します。

Bianchiで初音ミクの痛チャリを作ったので工程をまとめてみた

舞台探訪をしていると全国各地大都会からど田舎まで様々な場所に訪れることになりますが、
地方に行くと最寄駅から舞台まで10数kmあって歩くのは時間的に無理だけどかといってタクシーも・・・
という状況に陥ることはよくあるわけなんですが、そんなときに活躍するのが自転車です。
折り畳み自転車やロード・クロスなど公共交通機関輪行できるものを持っていると行動の範囲が広がり時間も短縮。
自動車と違って小回りも利くし駐車スペースにも困らないなどなど利点がたくさんあります。
特に公共交通機関が発達しておらず本数の少ない道内探訪ではもはや必須になりつつあります。
電車だけでなく飛行機やバスで輪行も出来たりするので遠征時にも役に立ちますね。


そんなわけで北海道に戻ってきてから探訪用にとクロスのBianchi Camaleonte 5 2011年モデルを購入してみました。
スポーツ用バイクはママチャリとは比べ物にならないくらいスピードが出ますね!!一度乗っちゃうとママチャリなんて乗れなくなりますw
そして何よりカッコイイんですよ!洗練されたフォルムが!見てるだけでも楽しめます。


ところで各メーカー様々な種類のバイクがある中で何故ビアンキにしたかというと
このメーカーのチェレステカラーというのが初音ミク」の髪のもととなったカラーと言われているんです!
いつか初音さんの痛チャリにしたいなと考えていたので昨年迷わずBianchiビアンキ)のチェレステカラーを購入。
そしてなんやかんやしているうちに製作に必要な条件が揃ったのでついに念願の痛チャリを作っちゃったというわけです!w


その痛チャリというのがこれ。ミクさんの髪とフレームの色がよく合う。さすがチェレステ。


製作は初めてなのでいろいろとわからないことがあって時間はかかりましたが何とか完成まで辿り着きました。
完成した後改めてミクさんはカワイイということを認識。。ミクさんマジ天使。
折角だからと記念写真を撮りに市街地まで繰り出すと周囲からの反応も上々で色んな人から声掛けられました。
札幌でのミクさん人気を肌で感じることができましたね。特に女性からの反応が良くて写真撮影お願いされたりも。
ミク好きな方々と交流出来るのも作って良かったなぁと思いましたねー。


さてさて、そろそろ本題の製作工程について説明していきます。
私の場合なるべくコストを抑えて製作するにはどうするかを考えて作っているので
お金はないけどやってみたいという初心者向けにはいいんじゃないでしょうか。
将来的にはイラストレーターなどで画像を好きなように編集したり、
バカみたいに高いディスクホイールを買ったりして遊んでみたいですけどね。



【作業工程と必要なもの】


難しいことはありません。自転車本体持ってるならあとは以下の条件をクリアするだけ。
特に今回は何の技術や予算がなくとも作れるような方法になっているはずなので、
どんな知識が必要なのか?お金はどのくらい必要なのか?で悩むことはないです。


必要なパーツ・工具を用意する

・好きな画像データ
(データはなるべく大きいものを。最低でも1.5Mはないと厳しいと思います。)

・(写真左から)小ギア抜き、ロックリング回し、モンキーレンチ

・ディスクホイールカバー(もしくは本物のディスクホイール)←サイズ注意です。
AKI WORLDのリアホイールカバー700C変速楽天で購入。当時売り切れ状態で入荷まで数カ月待たされました。。)


これだけ揃えれば後は製作に取り掛かるのみ。


ステッカーを作る

・画像データの処理
技術のある方はイラストレーターなどで好きなように加工してみましょう。
技術のない方は今から覚えるか諦めるかです。
特段こだわりなければペイントで適当にいじる程度で良いんじゃないですかね←
ちなみに私は何もしていないです()

やったことと言えばこんな感じで完成したらどうなるか試したくらいですかね。
当然ながら中心には穴を空けるので何もしない方でもそこら辺だけは上手く調整しましょう。


・業者に発注
これが一番簡単な方法。ステッカーを自分で作る環境がないなら機材を揃えるよりも業者に頼んでしまった方が低コスト・高クオリティです。
業者は痛車ステッカー製作しているところをネットで検索すればすぐ見つかるので探してみましょう。
メールで画像データを送って、サイズやカットの指定をするだけです。



ホイールカバーにステッカーを張り付ける

ここが一番難しいところ。ここさえ上手く出来ればほとんど終わったようなものです。
円錐に平面のステッカーを張り付けるので必ずシワができます。どうすればイイのか考えて貼りつけ方法を2つ試してみました。

まずは端っこから普通に貼ってみる。シワになっても目立たないところに全てのシワを寄せるという方法。
遠目に見たらわからないですよね。アップにしたらこんな感じ。近くで見られるとちょっと耐えられないかも。

次はステッカーに切れ目を入れて余分なところを重ねてシワが出来ないようにする方法。
単調な模様だったり文字のところを外せばこれは使えます。切れ目はここだと言われないとわからないですね。


※使用して数か月して気付いたことですが、走行時、段差などによる縦の衝撃を受けカバー中心の穴に亀裂が入っていました。
これはディスクホイールカバーを付け走行するならば避けられない類のものだと思いますので予め補強をしておくことをオススメします。



リアタイヤスプロケットを外す
さて、カバーにステッカーを貼りつけたらタイヤにカバーの取り付け作業をします。
その時に必要なのが、小ギア抜き、ロックリング回し、モンキーレンチの3つ。
この3つの工具でスプロケットを外します。

スプロケットとはこいつのこと。


こんな感じにロックリング回しを取り付け、小ギア抜きでスプロケが回転するのを抑えながら
レンチでロックリング回しを反時計回りに回して外します。手がべたべたになるので軍手必要かも。



スプロケットを外したらホイールカバーを取り付ける

ホイールカバーはネジで留めますので、ネジ穴と中心部をカッターで穴を開けます。

ここで一つ注意しておくべき点は、ホイールカバーは空気入れのために予めバルブの部分をカットされているが
そこに本当にポンプの口金が入るか確認しておくことです。
私はその部分もステッカーをカットしてしまいましたが後で空気入れが入るだけの大きさでなかったことが判明して
ステッカーカットしなくてもよかったじゃん・・・という結果に。
今後は空気入れるために毎回ホイールカバーを外さなくてはならなくなりそうです。
どうしてもそれは面倒くさいので無理矢理空気入れを突っ込んだらバルブが曲がっちゃいましたwやっぱダメだ。


あと、スプロケットとホイールカバーが接触していないかを確認です。
大事なステッカーを傷つけてしまいますし走行にも影響出ますから、ステッカー貼る前に確認した方がイイかもですね。
私は何の問題もありませんでしたが接触して変速が一部使えなくなる、リアタイヤが回らないなどの不具合が出る場合もあるみたいです。


リアタイヤを本体に取り付ける

これで完成!あとはもう外へ繰り出すだけ!!


ということで、大通と時計台、ホコ天やってる4丁目交差点に行って記念撮影。



こんな簡単に痛チャリ作っちゃいましたがなかなかカッコイイと思いませんか?
しかもこのクオリティで総製作費:2万3000円です!(ディスクホイールカバー8,000円、ステッカー12,000円、工具3,000円)
ここはあくまで最低ラインの出来と言われるかもしれないですが痛チャリの敷居は高いものでなく
お手軽に楽しめるものであることが少しでも伝わればと思います!


追記:痛チャリ放浪記でも痛チャリ製作記事がありますので参照ください。
   (東京都内で活躍していたうちのミクさんホイールもついに寿命を迎えたようです)


【ちょこっと宣伝】

mixiにて桜高チャリ通部なるコミュニティを運営しています。
ロード・クロス・ピスト・ママチャリ・ミニベロ種類は問わず
豊小に登校する自転車好きで集まろうぜ!というのが趣旨のコミュニティです。
コミュニティに参加して豊郷小学校観光協会にて頒布している会員証兼ステッカーをゲットすれば完了です。
興味がある人は是非。


撮影日:2012年7月1日