SNOW MIKU 2012 プレス向けご招待イベントとSNOW MIKU 2012イベント『つながる世界』に行ってきた。

【SNOW MIKU 2012 プレス向けご招待イベント】

知らない人も多いかもしれないですが、今日2月10日（金）18：00〜大通西11丁目特設会場にて初音ミクシークレットイベントがありました。
これは以前書いた記事でも紹介しましたが、2月4日（土）からKEI氏個展ブースにて雪ミク関連商品をご購入した先着250名に参加整理券が配られたもの。
公式HPでは会場の場所も記載されておらず、現地では会場の撮影は禁止という本当にシークレットなイベントだったのですが、
あまりにもシークレット過ぎたのか当日の会場には50名もいませんでしたｗ30名くらいかな？開始直前に会場入りしたのに中央2列目確保できるくらいガラガラでしたｗ

イベントの内容はシンプルで、ミクパの雪ミクバージョンです。
スクリーンに映し出された雪ミクモジュールのミクがライブを披露してくれました。
披露した曲は5曲でセットリストは次の通り。
１．ワールドイズマイン／supercell(ryo)
２．ロミオとシンデレラ／doriko
３．えれくとりっくえんじぇぅ／ヤスオ
４．サイハテ／小林オニキス
５．スターゲイザー／骨盤P

どの曲も私がどっぷりとボカロにハマっていた時期の曲でドストライクでした。
ヤスオさんのえれくとりっくぇんじぇぅは私がボカロに引き込まれたきっかけの曲でして、
それが札幌で雪ミクモジュールで踊ってくれるなんて本当に嬉しかったです。

ちなみに会場は人も少なかったせいか物静かな感じで終わりました。曲中も最前列の人は1名除いてただ黙って立っているだけでしたし、
2列目以降の方がコールを掛けても便乗する人はほとんどおらず盛り上がりに欠けました。アンコールもなく不完全燃焼に終わったのが残念。。。

【SNOW MIKU 2012イベント『つながる世界』】

19：30からサッポロファクトリーホールで開催されたシンポジウム。
こちらのイベントは内容が凄く豪華！その割に何故か参加者が少なく500枚の整理券も大量に余ってました。
結局最終的な参加者は多く見て200名程度でしょうか。雪まつりの醍醐味は物販などではなくてこういうイベントにあると考えるのですが、
大多数の方々はそうは考えていなかったようで残念なところではあります。
こちらのイベントの様子はリアルタイムでYoutubeで世界配信されており国内だけでなく海外からも多くの視聴者がいたそうです。（コメント欄は英語ばかり

イベントの内容についてざっくり羅列すると、

１．トークショー１「GoogleChromeCMの裏舞台」
パネリスト：博報堂本山氏、kz氏、クリプトン佐々木氏
（googleとSEGAの人もパネリストとして登場する予定だったが、両名ともインフルエンザで欠席）

Q.初音ミクが採用されたきっかけ
各国それぞれで行われているグーグルのグローバルキャンペーンの一環としてwebっていいね、インターネットっていいねっていうことを伝えるCMをグーグルは作りたくて、
日本では初音ミクがそれを一番よく表わせる・伝えられると思い採用されたそうです。

Q.kzさんは曲をどう作り上げたのか
kz氏:曲の作成期間は3週間。最初はgoogleからデモ曲を1週間で作ってほしいと言われ、4日で作った。
グーグルのインターネットは素晴らしいというコンセプトがすんなりと入ってきたのでスムーズに行った。
ただ、大枠の部分は早かったものの細部を仕上げるのは苦労した。
曲全体として初音ミクらしさを出したかった。
本山氏：CMで使う曲は初音ミクである必然性のある曲を作ってほしかった。初音ミクの消失だったり高音であったり。
多くのクリエイターがいるなかでkzさんを選んだのはPackagedを聴いてkzさんなら出来ると思ったから。

Q.ミクノポリスを曲の一演出に落とし込むのは凄い。どのようにしてこれを作り上げたのか

高揚感とともにクリエイターとともに作り上げていくインターネットの素晴らしさを伝える。映像の手法としてそこにスピード感→溜め→爆発感を入れて表現している。
日本・世界のクリエイターにCMにオファーを掛け出演者を募った。ただ、グーグルのCMで使うとも言えないのでスーパー胡散臭がられて大変だった（笑
海外になるとメールでのやりとりになるので胡散臭さが凄かった（笑

２．週刊アスキー編集長福岡氏の講演
・上海ジャパンウィークの様子やルーマニアでのコスプレ雑誌(MIKUBOOK.com)のクオリティの高さを紹介。
この上海ジャパンウィークでは反日デモ起こった都市で行われ、メインイベントは初音ミクビューティイベント。
そしてその優勝者はYumiyaさん(17歳)で賞品として本イベントステージ出演のための札幌行きチケットだった。

３．金亜軍氏の中国伝統楽器「揚琴」によるライブ
セットリスト
１．Packaged／kz
２．炉心融解／iroha
３．裏表ラバーズ／wowaka
４．ハジメテノオト／malo

４．KARENTレーベルの紹介動画
http://karent.jp/

５．上海ジャパンウィーク初音ミクビューティイベント優勝者Yumiyaさんのコスプレパフォーマンス
ロミシンを日本語で熱唱→みくみくにしてやんよダンス

６．トークショー第2部
パネリスト：クリプトン伊藤社長、小林オニキス氏、週刊アスキー編集長福岡氏、グッドスマイルカンパニー　安藝社長、ブロガー山崎氏
昨年の初音ミクの海外人気の総括
(1)ミクノポリス裏話
(2)NYアニメフェスティバル
(3)中国版twitter　sina weiboでの初音ミク公式アカウントを使った宣伝、その分析。facebook、Youtubeユーザーの世界男女比。
(4)初音ミクが海外に周知されたきっかけについて
→ミクの日感謝祭DVD発売直後ネットに違法アップロード動画が大量にあったが伊藤社長はそれを削除せず残しておいたことで
初音ミクがどのようなものなのか最もわかりやすい形で海外に浸透して行くきっかけとなった。
→TOYOTA CMや世界各国の新聞にも取り上げられるように。
(5)最後に一言
福岡氏：いつまでもミクの１ファンでありたい
小林氏：色んな人がミクを通じて当事者としてリアルタイムで体験し関わりあえるのは素晴らしいこと。
安藝社長：世界にミク関連のものが年を重ねるごとに広がっていく。僕達の生存領域が広がっていくのをミクを通して感じる。ミクさんありがとう。
山崎氏：初音ミクの曲を通じて日本文化が世界に浸透していくのが嬉しい。
伊藤社長：初音ミクは札幌から発信し世界とダイレクトに繋がっている。共通の見識としてミク・ボカロがあって一種ののりのようになって世界が繋がっているのは嬉しい。
感謝している。皆さんもこのムーブメントに参加していこう！